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第1回公認心理師試験を受験!問題数や内容は?難易度はどうだった?

なぎさ
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第一回公認心理師試験の感想
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なぎさ
臨床心理士。 専門は、子育て支援、発達障害と療育、学習支援です。 保健所・クリニック・SCとして小中学校勤務(現在育休中)。 第一回公認心理士試験に向けて、勉強中。 勉強したことをノートがわりにブログに記録しています。

 

 

2018年9月9日、第一回目の公認心理師試験が行われました!

 

まだ記憶が新鮮なうちに、試験の概要や難易度、実際受験してみた感想などを書いていきたいと思います!

 

 

公認心理師試験当日の流れ

 

試験開始まではどんな感じ?

 

開場は8時30分からで、9時20分までに入室完了となっており、9時20分までには室内の全員が着席している状態でした。

 

9時20分には「あと10分後に説明を始めます」と係の方からアナウンスがあり、それまでは適宜、水分補給したり、テキストを見直したり。9時30分には、試験についての説明が始まりました。

 

電子機器は茶封筒に収納

 

机の上には、茶封筒が置いてあり、携帯電話やタブレットの通信機器は、電源を切って封筒の中に入れ、鞄の隣に置くように指示されました。

 

もし、携帯電話がなってしまった場合には、試験が無効になることもあるとの説明を受けたので、携帯の電源がちゃんと切れているか念入りにチェックして、封筒の中に入れました。

 

試験中の諸注意

試験時間内にトイレに行くことはできますが、挙手して、室内から一人ずつ出るようにとのことで、2人同時に室外へ出ることはできませんでした。

 

机の上に置けるのは、筆記用具と茶封筒、受験票のみで、ティッシュやハンカチなどを使うのは原則禁止でした。どうしてもティッシュやハンカチ使いたい人は、挙手して、試験官の方にどんなものを使用するか確認してもらった上で使用するようにしていました。

 

解答用紙、問題用紙の配布

まず、解答用紙(マーク方式)の配布、それから問題用紙(思ったより分厚い!)が配布されました。

試験監督の説明は、大体15分ほどで終わり、それから試験開始の10時までの15分はドキドキしながら瞑想しておく感じでした。

 

試験時間

 

試験時間は、以下の通りです。

 

午前は、10:00〜12:00(2時間)

午後は、13:30〜15:30(2時間)

 

途中退出

途中退出時間は、以下のように定められていました。

 

午前は、11:00〜11:50

午後は、14:30〜14:20

 

その間であれば、途中退出してもよいとのアナウンスがありました。もちろん、試験時間内に部屋に戻ることはできません。

 

第一回公認心理師試験の問題数

 

問題数は、計154問でした!

 

午前の問題が77問(第1問〜第77問)

午後の問題が77問(第78問〜第154問)

 

問題用紙が配布されたとき、やけに分厚く感じて、「なにごと?!」と思いましたが、問題は1ページに2問の配分だったので、分厚くもなるか…と思いました。

 

午前も午後も、ややじっくりと解いても、30分〜40分は時間があまる感じでした。

 

問題を解くのに焦ることはなく、ゆっくりと見直しができました。

なぎさ

 

第一回公認心理師試験の出題構成と形式

 

問題の構成と分野

 

午前

  • 問1〜問58までの58問:基礎心理学・臨床心理学・関係法規の知識に関する問題
  • 問59〜問77までの19問:事例問題(現場での判断を問う問題)

 

午後

  • 問78〜問135までの58問:基礎心理学・臨床心理学・関係法規の知識に関する問題
  • 問136〜問154までの19問:事例問題(現場での判断を問う問題)

 

という感じの構成でした!

 

午前と午後の出題傾向はちがう?

出題分野も、午前・午後とやや似たような感じで、大きな偏りは感じられませんでした。個人的には、午後は教育系分野の問題が多くて解きやすかったです。

 

出題形式

 

出題は、全てマーク形式です。

  • 正しいもの
  • 適切なもの
  • 不適切なもの
  • 含まれないもの
  • 該当しないもの
などを5つの選択肢から1つ選ぶ方式です。

 

なかでも、問50〜問58、問124〜問135は5つの選択肢の中から正しいものを2つ選ぶ方式なので、ちょっと難易度が上がっていました。

 

第一回公認心理師試験の内容と難易度

 

1)全体的に、予想よりも難易度は高め?

 

全体的に、思っていたよりも難易度は高めでした…(個人的感想です)。

 

午前中の試験が終わった時点で、Twitterでも、

 

「難しすぎ!」

「1問目から閉幕」

 

などのコメントがたくさんあったので、みなさん、予想していたよりは難しいと感じられたのかな…と思います(Twitterのコメントに、めちゃうなずきながら昼食を食べていました…!)。

 

 

特に、第1問目が「サイコロジカル・ファーストエイド(災害や大事故の直後の心理的支援)」に関する問題だったので…。

 

 

「1問目から、インパクトあるな…」と個人的には感じました。

 

 

確かに、2018年は災害も多かったですし、時事的にはかなり重要なとこですもんね…

なぎさ

2)個々の問題の難易度はバラツキが大きい

 

個々の問題の難易度は、バラツキがかなり大きいと感じました。

 

  • 「マニアックすぎない?!」とコメントしちゃいそうな実践と知識が融合した問題
  • 「サービスすぎでしょ!」というほど、基礎的な問題
  • 「知識というよりは、国語力が試されている…」という読解力の必要な?問題

 

受験生の方は、大体6割前後解けたという方が多く、平均的にそれくらいの正答率になるように難易度を調整してるのかな…とも感じました。

 

3)出題形式は、臨床心理士の試験より難しいかも

 

「公認心理師の試験の難易度は、臨床心理士の試験と比べてどうか」という点が、かなり気になるところですよね。

 

個人的には、臨床心理士の試験のマーク試験と比べると、第一回公認心理師試験の方が難しかったんじゃないと思いました。

 

(これは、あくまでも問題の内容でなく、形式に関してです。)

 

公認心理師試験は消去法で解けない

実際に過去問を解いてもらったら分かりやすいと思うのですが、臨床心理士の試験では、出題形式的に、選択肢全てがはっきりと分からなくても消去法で回答できる場合もあるんですよね。

 

一方、公認心理師の試験は、全ての選択肢の正否(○×)がはっきりと分からないと回答できないシンプルな出題形式のため、最後の2択で迷ってしまう場合が多かったです。

 

ただ、臨床心理士試験は、マーク試験以外に小論などもあるので、難易度は一概に比べられないと思います。

 

4)関係法規は意外にあんまり出なかった

 

公認心理師の試験勉強をしていると、「法律関係を重点的に勉強しないといけないのかな?」という気持ちがわいてきて、法律関係の対策はしっかりめにしていました。

 

現認者講習のテキストでも、法律に関しては、わりとページ数が割かれていましたので…

 

しかし、実際試験を受けてみると、法律関係からの出題は思ったよりも少なく、公認心理師法も数問でした…!

 

やはり、あくまでも、「公認心理師試験は、心理職のための試験だ」というのを強く感じて、これは個人的にうれしかったポイントです。

 

出題は少なかったものの、改めて自分の仕事に関係する法律や制度を学べてよかったと思いました。今後の臨床力につながっていく気がします。

なぎさ

5)マニアックな問題も多かった

 

なんとなくキーワードをおさえてことで回答できる問題もありましたが、実践ベースの知識を問う問題が多かったです。医学や薬学の知識が必要な問題も。

 

また、基礎心理学も深く学んでおかないと分からない問題が多いと感じました。

 

 

基礎心理学の難易度は、心理学検定の難しい部類の問題くらいです…!

 

 

「ここまで出るんだ…」

「ここ、あいまいにしか理解できてなかったな…」

 

と勉強不足を実感しました。

 

内容をひねってある問題も多く、キーワードを覚えておくだけだったり、表面的に理解しているだけでは、逆に引っかかってしまう感じでした。

 

出題者の意図(どんな知識や概念について問われているのか)がはっきり分かるくらいの知識がないと、本番では迷いやすいと思います。

なぎさ

 

6)精神分析からの出題は少なめ

 

力動的なアプローチを問う問題は、かなり少なかったです。それでも、エリクソン(Erikson, E. )やサリヴァン(Sullivan. H. )に関しての問題は、出題されました。

 

7)事例問題は現任者にはやさしい

 

全体的に、事例問題はやさしかったです。私は、基礎心理学があまり勉強できていなかったので、事例問題で点をとりに行く感じでした。

 

事例問題に対する対策は特にしていなかったのですが、臨床心理士としての常識の範囲内で回答できる問題が多いと感じました。

 

数問、かなり迷ってしまう問題があって、臨床心理士の先生方の間でも、少し議論されているのを見かけました(Twitter上で)。

 

公認心理師試験の合格基準は?

 

厚生労働省の公認心理師カリキュラム等検討会の報告書では、合格基準について、以下のように書かれてあります。

 

3.合格基準

全体の正答率は 60%程度以上を基準とする。基本的能力を主題とする問題 の正答率は、試験の実施状況を踏まえ、将来的に基準となる正答率を定める。

公認心理師カリキュラム等検討会 報告書 より引用

 

おおむね6割正当できたら合格ということでしょうか…。ただ、実施状況によって左右されるので、実際のところはまだ分かりませんね。

 

解答速報を見て自己採点した方々のTwitterのアンケートでは、

6割届かず:25%〜30%

6割〜7割解けた:40〜50%

7割以上:20%〜35%

という感じでした。

 

私も、各社サイトを参考に採点させてもらいましたが、6割以上、7割には届かず…という感じでした。

 

難易度が高かったので、平均点が下がり、合格基準が下がるか…

受験者が6万人とかなり多いので(臨床心理士は3万人程度)、ふるい落とされるか…

 

実際に合格できるかは、本当に未知ですね。

「今回落ちたら、また来年の試験まで勉強できる!」という強い気持ちでいきます。

なぎさ

第一回公認心理師試験回答速報

 

第一回公認心理師試験では、当日に解答速報が出されました。速報は、以下のリンクから確認できます。

 

しかし、速報時の回答の一致度は低く(当初、回答が分かれる問題が40問以上あったが、後に修正)、受験生の中で少し議論を呼びました。専門家でも意見の分かれる問題もあったので、仕方のないことかもしれません…

 

京都コムニタスさんのものは、「実際に試験を受けた人がどの回答を選んだのか」が記載されているものでした。

 

正答を発表したというわけではなかったのですが、みなさんがどのような回答をしたのかがわかったので、とても参考になりました(京都コムニタスさんの公式の正答は、2018年9月18日に発表されました)。

 

第二回公認心理師試験に向けての対策

 

第一回公認心理師試験を終えて、次回の試験に向けてどんな勉強をしたらいいか少しは見えてきました。

 

とにかく実践ベース!

 

表面的な知識だけでなく、自分が実践するという立場に立って勉強すべきだな、と思いました。

 

ポイント心理査定・心理療法については、研修終了程度の知識を持っておく必要があります(実践で使う前段階くらいのレベルの知識が必要)。

基礎心理学も、大学院受験レベルまではしっかりと勉強しておくのがいいな…と(心理学検定の難易度の高い問題も解けるくらいに)。

 

今回、マークミスがなければ6割はとれたと思いますが、半数以上の方が6割は解けている気がするので、自分が合格しているかどうかについて、全然自信がありません。

でも、公認心理師試験の勉強は、自分の臨床力にもつながっていくと思うので、今回落ちても「来年受験できる!」というポジティブな気持ちで頑張ります。

 

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臨床心理士。 専門は、子育て支援、発達障害と療育、学習支援です。 保健所・クリニック・SCとして小中学校勤務(現在育休中)。 第一回公認心理士試験に向けて、勉強中。 勉強したことをノートがわりにブログに記録しています。

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